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るくすの日記 ~ Out_Of_Range ~

主にプログラミング関係

OSC2016 Tokyo/Spring 参加記

OSC 2016 Tokyo/Spring
オープンソースカンファレンス2016 Tokyo/Spring - オープンソースの文化祭!
に参加してセミナー発表、展示をさせていただきました。ので参加記を書きます。

今回は、去年の8月に行われたセキュリティ・キャンプ2015全国大会の有志メンバーで
参加しました。
元々は同メンバーのslankさん(@slankdev)のtwitterを見たのがきっかけで、今回私も参加
させて頂くこととなりました。

私は2015年全国大会に関してはチューターをやらせてもらっていたのですが、15卒業生でなくても
良いとのことだったので、メンバーに加えさせて頂きました。
結局OSC Tokyo/Springに関してはslankさんと私の二人でセミナーおよび展示をやることになりました。
事前にサイボウズliveで進捗確認などをしつつ、それぞれ自分の作業を進めていました。

そしてOSC当日、会場は明星大学でした。とても広かったです(小並感)

OSC参加は初めてだったので分からない事がちょくちょくありましたが、slankさんにいろいろ教えて頂けて
非常に助かりました。
私達は一日目の「セキュリティ・キャンプ2015全国大会成果報告(プログラム解析フレームワーク開発とパケット解析ライブラリの開発)」
という枠でセミナーをやらせて頂きました。

https://www.ospn.jp/osc2016-spring/modules/eguide/event.php?eid=48

自分たちのセミナー以外では主に展示場で、卒業生の作ったCpawCTFの展示や、キャンプのチラシ配布、説明などを
来場者に行っていました。キャンプの存在自体を知らない方も少なからずいらっしゃいましたが、
中には、私が参加していた14年キャンプでチューターをされていた方の知り合いや、
キャンプに今年参加したいと思っている方、息子をキャンプに行かせたい方など、
キャンプに興味を持ってくださっている人達も結構来てくださいました。

またキャンプ卒業生も何人か来てくださって非常に楽しかったです。同じく15年にチューターを
していた友利奈緒さんも来てくださりたくさんシールを置いて行かれました。
(その後、シール目的でブースに来る人も増えてきましたw TomoriNaoパワーすごい...)


さて肝心のセミナーですが、これは私とslankさんでそれぞれ20分ずつ行いました。

(slideshareの埋め込みがやたら小さくなっていて申し訳ない(´Д`))
パケット解析ライブラリの開発(slankさん)

www.slideshare.net

(speakerdeckの埋め込みでかすぎるのでは...)
DECAF meets The Sleuth Kit(私)
speakerdeck.com

slankさんのパケット解析ライブラリlibPGENはWiresharkなどが解釈できないパケットなどにも
適用可能な柔軟なフレームワークでした。ラボユースにも採択されていて優秀だなあと感じました。
自分自身もキャンプ卒業後は解析より、この手のフレームワーク開発を好んで行っていた人間なので共感も覚えました。
自分でフレームワークから開発できるセキュリティ技術者というのは強みになると思いました。

また私の発表ではDECAFというQEMUベースのsandboxにTSKを載せた話をしました。
発表時はまだパッチがマージされていませんでしが、先日ようやくmainlineにマージされました

github.com

DECAFは別の開発者の方がTSKというフォレンジックツールを載せていたのですが、qcowフォーマットのサポートに
若干不備があったため、今回私が新しくlibqcowという外部ライブラリを使用した実装を加え、互換性維持のため
どちらにも切り替えることができるようにビルドスクリプトも改造したという物です。
また発表後には、QEMU,Xenの開発を行っておられる某F社の方が声をかけてくださり、さすがF社だなと
畏敬の念でした。

一日目終了後の懇親会では、同じく出展されていたキャンプ講師の方達も含め、いろいろな話で
盛り上がることができ非常に楽しかったです。普段はOSやVMMなどの話しを思う存分できる機会はないのですが、
懇親会ではいろいろと議論を交わすことができ、また様々な知見も得ることができました。非常に有意義だったと
思います。

二日目は私はLinux LTに参加して、Linuxカーネルを改造する話をしました。

speakerdeck.com

これは以前個人的な趣向で行った物をスライドに起こして発表した物です。
SEGVという概念が存在しない退屈な世界 - るくすの日記 ~ Out_Of_Range ~
カーネルを改造して、Segmentation Faultが起こるような状況が発生した際、即座にメモリを確保して
正しいプログラムとして通してくれるというひどい改造で、完全にネタ枠です。
完全にkernelVMみたいな雰囲気で資料を作ってしまったのがちょっと反省点ですが、
それなりに反応は良かったので一安心でした。

また他の方の展示やセミナーもちょくちょく見学していましたが、どこもレベルが高くまた
自分と似たような趣向の方が多くてとても楽しめました。特にubuntu Japanのコンテナ型ハイパーバイザLXD,
関数型Linuxディストリビューション、NixOSなどが印象的でした。

感想

OSCでは、普段お会いすることが出来ない様々な方とお話ができ、非常に良い刺激を得ることができました。
特に私はOSSへの貢献を趣味としている人間ですので、こういった世界での非常に優秀な方々にご対面でき
いろいろと勉強になりました。
また今回参加するにあたり、セキュリティ・キャンプ実施協議会さんの交通費支援はとても助かりました。この手のイベントは関東方面で
開催されることが多いため、遠方民には交通費の面でつらい所があるため、このような支援は非常に有り難い
です。有難うございました。
また次もOSCに参加したいなと考えています。